【ニューヨーク=志茂真奈美】 中国最大のソーシャル・ネットワーク・サービス「レンレン」。NY株式市場への株公開を目前に、次々と不穏な動きが報告されている。
まず、同サービスを運営するレンレン社の監査委員会会長、デレク・パラスチャク氏が先週末に突然の辞任。パラスチャク氏はロングトップ・テクノロジーという会社のCFOも務めているが、実はロング・トップ・テクノロジーは今、不正会計疑惑の渦中にある。「ロングトップのスキャンダルがレンレンのIPO に悪影響を及ぼさないように」というのが表向きの理由になっている。
続いて、通常は公開前日に行われる値決めが、何の理由も告げられないまま公開当日に延期された。
レンレン社の株式公開をめぐっては、投資家達からも疑問の声があがっていた。同社の上場申請書類では、過去3ヶ月の間にユニーク・ユーザ数が30%近く急上昇していた。しかし不自然さを指摘された直後に同社はユーザ数増加率は19%だったと訂正。訂正理由は「単なるタイプミス」という。
4日の株式公開は果たして無事に行われるのか。投資家達の注目が集まっている。
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