日産のミニバン、2013年からNYイエローキャブの顔へ

NY市の顔になる、日産NV200(NYC Taxi)

【ニューヨーク=福山万里子】 -ニューヨーク市のブルームバーグ市長は3日、イエローキャブとして親しまれている同市のタクシーを、日産が開発したミニバン「NV200」に10年契約で統一することを発表した。

イエローキャブ用に特別開発されたNV200の特徴は、前方頭上に大きく採られたサンルーフ、広々とした座席周り、携帯や電子機器用の充電機能など。停車時の乗客乗り降りを示唆する外部ランプや、自転車とぶつかる可能性が減るとみられるスライディングドアも通常装備となる。

タクシー用車両としては、全米初の助手席エアバッグを搭載するほか、運転席と後部座席の仕切りなどタクシー車両ならではの装備のまま、米運輸省管轄の道路交通安全局(NHTSA)でのクラッシュテストに合格したという、「ニューヨーク史上最も安全なタクシー」を目指している。

肝心の乗り心地については、約2万3000人の試乗で最も評判が良かったというお墨付き。大きなサンルーフのおかげで、観光気分も倍増すると期待されている。

NV200は、2007年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカーのデザインをベースとして開発されたバンで、日本では1978年販売のバネットバンの後継車種、「NV200バネット」として製造・販売されている。

日本では昨年12月22日から、「NV200バネットタクシー」が販売されており、子どもや高齢者、車いす利用者など、幅広い乗客が快適に移動できるタクシーとされている。

環境問題に関心の高いブルームバーグ市長は、早くからトヨタ、フォードなどのハイブリッド車を、同市のイエローキャブや警察車両として採用してきたことで有名。NV200は、将来的に電気自動車にもなることから、燃費の面でも合格点という。装備充実でも、1台の価格が約236万円と低め設定な点も、将来タクシー料金の値上げを抑える理由になるとされている。

眠らない大都市ニューヨークのタクシー利用客数は1日60万人と言われるが、現在走っているタクシーの大半は、燃費の高い旧式のセダン型フォードだ。乗客の安全と快適さを追求するため、2年前から米国内外の各メーカーに新車を公募していた。

NV200は、日産のメキシコ工場で生産される予定。海外メーカーに白羽の矢が当たったことについてブルームバーグ市長は、「当初から米国、日本その他の海外メーカーに関わらず、純粋な米国生産の案はなかったため、海外メーカーVS米国産車という構図はない」、と強調した。

正式な導入は2013年後半からで、現行モデルのタクシーを5年間で徐々に切り替えていくという。ニューヨーク市と日産が結んだ契約は、約800億円。

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