世界の都市力比較 1位NY 東京大幅にランク落ち

【ニューヨーク=福山万里子】 「昨今の景気低迷からいち早く脱出し、世界で最も魅力ある都市は、ニューヨーク」

「4年前に世界第2位の東京は、14位に転落」

明暗を分けるニュースが発表されたのは3日。世界四大会計事務所の一つプライスウォーターハウスクーパースが、米Partnership for New York Cityと共同で発表した年次レポート「Cities of Opportunity - 世界の都市力比較」の中身だ。世界の産業・金融・文化の中心となる主要26都市について、都市を活性化する主要素(都市力)を、 毎年収集したデータをもとに10のカテゴリーに分けて分析し、ランキングを公表している。

1位のニューヨークは、ランキングが始まった2007年から連続首位の座をキープ。学校など公共施設でのブロードバンドアクセスの便などに代表される「テクノロジー・レディネス(準備性)」、エンターテイメント、スポーツ、旅行、ファッション、食ビジネスの充実度を示す「ライフスタイル関連資産」カテゴリーでいずれもトップを占めた。

今回のランキングでは、ニューヨークとともに従来「主要都市」とされてきたロンドン、パリ、東京がいずれもトップ5圏外に転落。代わりにトロント(2位)、サンフランシスコ(3位)、ストックホルム(4位)、シドニー(5位)など、経済バランスと多様性に富んだ都市が次々と浮上してきた。

2007年には、「テクノロジー知能指数・技術革新」カテゴリーで1位、総合2位に輝いていた東京だが、翌2008年には7位、(2009年は発表なし)2010年には8位まで落ち、今年はさらに大幅な転落となり、アジア圏内でも、5位のシドニー、シンガポール(9位)、香港(10位)に続いて4番目の座に落ちてしまっている。

Partnership for New York City広報のマイケル・スコット氏によると、東京のランクダウンの原因は、「情報やコミュニケーション・テクノロジーの活用能力、ビジネスや法制度の透明性がふるわなかったことや、昨年まで大学や医学部の多さなどで3位に入っていた『知的資本』のカテゴリー分析の方法を、知的財産の管理や企業家(起業家)に適した環境の重視にシフトしたことが理由」、と分析している。

今回東京は、分析方法が改良された「テクノロジー・レディネス」カテゴリーで、総合16位のソウルを下回って9位になっている。

その他、「健康・安全・治安」においては、他都市の水準が追いついてきたため、昨年のストックホルムに次ぐ2位から10位に転落。「サステナビリティ(持続可能性)、「ビジネスのしやすさ」、「生活・産業のコスト」、「人口構成・居住適正」、「世界のマーケットへの影響力や投資の誘致, 成長の促進」といったカテゴリーの低迷が足を引っ張っている形だ。

前出のスコット氏は、「東京が(世界市場への影響力・投資の誘致・成長の促進)カテゴリーで、(リーマンショック以前に比べ)急速に転落した理由は、インフレやマーケットキャピタリゼーションが劇的に低下したから」と説明している。

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