オバマ米大統領、控えめムードでNYグラウンド・ゼロ訪問

グラウンド・ゼロを後にするオバマ米大統領

【ニューヨーク=福山万里子】 ビンラディン殺害の発表から4日目。5日のグラウンド・ゼロ訪問は、オバマ大統領にとって米大統領就任後初めてとなったが、マスコミに公開されなかった部分も多く、きわめて控えめな印象だった。

午前11時前にニューヨーク入りしたオバマ大統領は、そのままミッドタウンにある消防署へ直行。同消防では、ニューヨーク市内消防署で最も多い15人の犠牲者を出した。テロ事件当時のニューヨーク市長ジュリアーニ氏とともに同消防署を訪問したオバマ氏は、隊員たちに対し、「(政府が)約束を守ると言ったら、必ず忘れずに守るという意味です」と、ビンラディン殺害の報告をした。

同消防署では、隊員自ら調理した「ベビーリーフサラダ」、「茄子のパルメザンチーズがけ」、「海老とホタテのパスタ、クリームソースあえ」を、隊員たちとともに食べた。

昼食後、グラウンド・ゼロのあるダウンタウンへ向かい、テロ当日真っ先に現場へ駆けつけた警察署などを訪問。グラウンド・ゼロでは花輪を献花し、遺族代表たちと静かに語り合った。

今回の訪問は、ほとんどが一部の限られたマスコミだけに公開されていたにもかかわらず、グラウンド・ゼロ近辺の沿道には、到着予定時間の3時間以上前から地元の住民や観光客など、老若男女が続々と集まった。

沿道に並んでいた10代の若者グループは、警備の厳重さに驚きながらも、オバマ大統領を乗せたリムジンが通り過ぎると、飛び上がって大喜びしていた。しかし、全世界にライブ中継された1日深夜のビンラディン殺害発表直後の騒ぎ方は、「遺族の人たちの気持ちを思うと、何か違うと感じた」と話していた。

ニュージャージー州から、小中学生の子ども3人を連れて訪れていた母親は、「叔父を9・11テロで亡くしたが、今回のオバマ大統領との対面には呼ばれなかった。遺族の誰をどのように選んで呼んでいるのか不明」と、少し不満そうだった。

沿道に並んでいた人たちの最前列には、靴がないため足の部分に紙を巻きつけたホームレスの女性の姿もあった。オバマ大統領はリムジンで一瞬通り過ぎただけだったが、「こんなに近くで会えて嬉しい」、と語っていた。

広告
カテゴリー: ニュース from US, Uncategorized タグ: , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中