オバマ・ホワイトハウスの厳しすぎるメディア規制に不満続出

【ニューヨーク=福山万里子】 米ホワイトハウスは18日、オバマ大統領がボストンで出席を予定している同日夜の選挙資金集めイベントに、地元紙ボストン・ヘラルドの代表取材依頼を却下した。理由は、「(3月8日付)同紙一面全面に、来年の大統領選へ共和党から出馬を表明しているミット・ロムニー氏のオピニオン記事を載せたこと」(ホワイトハウス広報)、という。

ボストン・ヘラルド紙によると、ホワイトハウス広報官は電子メールで、「(3月8日にロムニー氏の)オピニオン記事を全面に掲載したことで、(同日ボストンを訪問していた)現職大統領の記事が一面から排除されたことが問題。偏見のない公平なメディアかどうか疑問が残る」、と通達してきた。

今回の代表取材は、ライバル紙ボストン・グローブがカバーすることがあらかじめ決まっていたそうだが、ボストン・ヘラルド紙によると、公平に選ばれるべき代表取材の機会は、過去にも続けて2回却下されているという。

1846年創刊のボストン・ヘラルド紙は、1980年代にタブロイド紙に転向、メディアの帝王ルパート・マードックに買収されるなどの過去を持つ(現在は独立)。

ホワイトハウスは、2009年にも保守系ケーブル局FOXニュースを代表取材グループから外し、ABCCBS、NBCネットワーク各局とCNNのワシントン支局長らが、「報道の自由に反する」と異例のFOX擁護に回った話は有名。

昨年のメキシコ湾原油流出事故では、汚染された浜辺で撮影をしていたCBSクルーを逮捕すると脅すなど、現場での取材規制があまりにも厳しく、AP通信社ホワイトハウス宛に苦情レターを出した。

ボストン・ヘラルド紙は、ホワイトハウス特派員協会の前会長でブルームバーグのエド・チェン記者が昨年4月、当時オバマ大統領の上級顧問だったデビッド・アクセルロッド氏に対し、「過去10年ホワイトハウスの取材をしてきたが、ここまでメディア規制に対する不満の声を聞いたことがない」、と進言した逸話を紹介している。

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