今年のクリエーター50人に日本人2人 米広告業界専門誌

Advertising Age誌で、今年の「クリエーター50人」に選ばれたスプツニ子!さん (写真提供:スプツニ子!)

【ニューヨーク=福山万里子】 米国最大の広告業界専門誌「Advertising Age」は5日、毎年恒例の「クリエーター50人」を発表した。日本人では、ニューヨークを拠点に活躍するクリエーティブ・ディレクターの川村真司(かわむら・まさし、32)さん、ロンドンと東京を拠点とするアーティスト、スプツニ子!(25)さんが選ばれた。

選ばれた50人の中には、今年アカデミー賞で監督賞、作品賞などにノミネートされた「ブラック・スワン」のダレン・アロノフスキー監督、中国を代表する現代芸術家で、今年4月から中国当局の拘束されている艾未未(アイ・ウェイウェイ)さんなどの名前もある。

川村さんは、慶応義塾大学佐藤雅彦研究室にて「ピタゴラスイッチ」などの作品制作に携わり、卒業後、CMプランナーとして博報堂に入社。2005年よりBBHジャパン、アムステルダムの180、BBHニューヨーク、ワイデン+ケネディ・ニューヨークのクリエーティブ・ディレクターとして活躍。アディダス、プレイステーション、ニッサン、グーグルといったブランドのグローバルキャンペーンを手がける一方、SOUR「日々の音色」ミュージックビデオ制作などを行っている。

クリエーティブ・ディレクターの川村真司さん (写真提供:川村真司)

今年3月の東日本大震災をきっかけに、ワイデン社を退社。2009年のカンヌ国際広告祭でテレビCM部門金賞を受賞した伊藤直樹氏らと共に、ニューヨークと東京を拠点とするPARTYというクリエーティブ・エージェンシーを立ち上げたばかり。「震災で多くの外国人が日本を離れたが、日本の優秀なクリエーティブ界を海外へ紹介する橋渡しになりたい」(同誌掲載コメント)としている。

The Wall Street Newsに寄せられた川村さんからのコメントは、以下の通り。

「選ばれているのがすごい方々ばかりなので、大変光栄に思います。PARTYという新しい会社を立ち上げたばかりのタイミングでの受賞、嬉しいと同時に気が引き締まる思いです。これからも皆さんに楽しんでいただけるような作品をここから作っていけるよう精進していきたいと思います。」

一方、数学者である日本人の父とイギリス人の母の間に生まれたスプツニ子!さんは、自身も飛び級でロンドン大学インペリアルカレッジ数学部/情報工学部を卒業(2006年)。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院へ進み(2010年修士課程修了)、在学中から数々のアート賞を受賞し注目された。社会批評的な作品が中心で、卒業制作として発表された『生理マシーン、タカシの場合。』は、東京都現代美術館で展示されたほか、今年はニューヨークの近代美術館(MoMA)でも展示される予定。

The Wall Street Newsの取材に対し、スプツニ子!さんはメールで、「来月7月ニューヨークMoMAでの展示を前に、米国の大きな雑誌でこういうリストに選んで頂けるのを光栄に思います。初の米国での作品展示にも気合いが入ります。」と、喜びのコメントを寄せた。

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今年のクリエーター50人に日本人2人 米広告業界専門誌 への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【特集】「MoMAでパワーアップ」 スプツニ子!さんインタビュー(1) | The Wall Street News

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