妻とエーゲ海クルーズ旅行が引き金? ギングリッチ陣営一斉辞任

【ニューヨーク=福山万里子】 2012年の米大統領選へ立候補していた共和党ニュート・ギングリッチ元下院議長(67)の選対本部長を含む陣営スタッフ総勢16人が9日、一斉に辞任した件で、同候補が妻のいいなりで、選挙戦のスケジュール調整さえつなかったことが原因、ということがわかった。政治サイトPOLITICOやニューヨークタイムズ紙など複数の米メディアが報じている。

先月11日の出馬表明直後、同じ共和党の財政再建案を過度に批判(5月15日)、妻名義で高級宝飾店ティファニーに数千万円の借金疑惑(5月17日)と、メディアを騒がせて以来、先月末から姿を見せなくなっていたギングリッチ候補だが、実は妻にせがまれて2週間のエーゲ海クルーズ旅行へ出かけていたことが先週発覚した。

旅行自体は、出馬表明する前から予定されていたとされているが、他の共和党候補が地道に全米各地へ出かけて選挙運動をしている大事な時期ということもあり、すでに先週、長年同候補の側近を務めていたスタッフが1人辞任している。

今週は、妻カリスタさん(45)を伴って、予備選の地盤固めに重要なニューハンプシャー州に出かけたものの、支持者に会うのではなく、妻と共同で製作した前ローマ法王故ヨハネ・パウロ2世に関するドキュメンタリー映画の上映会にかかりっきりだったという。

スタッフがエーゲ海行きに難色を示しても、スケジュールは全て妻のいいなりということで、業を煮やした幹部らは、今週再三日電話会議などで忠告。最終的に9日、バージニア州アーリントンの選対本部で本人と直接話し合った結果、決裂して一斉辞任となったという。

最近の各世論調査では、現在のところ共和党の指名争いトップを走るミット・ロムニー候補(64)の20%近くの支持に比べて、ギングリッチ候補の支持率は7~8%と低迷している。

共和党内では、ロムニー候補でオバマ大統領(民主党)に勝てるか疑問視する声もあり、早くもギングリッチ候補を見放して、一部保守派に人気のある現職テキサス州知事リック・ペリー氏を推す話が出ている。今回ギングリッチ陣営を辞任した選挙運動責任者らが、元々ペリー州知事の選対本部長だったことなどが理由だが、当人たちはあくまでも辞任の理由はギングリッチ候補との「選挙へ向けた方向性の違い」を強調している。

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