日本への外国人観光客減少 頼みの綱は海外から?

【ニューヨーク=福山万里子】 日本政府観光局(JNTO)は16日、5月の訪日外客数の推計値を発表した。それによると、5月に日本を訪れた外国人は、前年同月比50.4%減の35万8000人で、過去最大の62.5%減となった4月に続いて2番目の減少となったことがわかった。

15日付で「観光客呼び戻しに苦労する日本」という記事を掲載した米ワシントン・ポスト紙は、米国で人気の観光ガイドブックFrommer’sが、一時は2012年版の東京編ガイドブックの発行を見送ったものの、1983年以来日本の観光記事を執筆しているフリーランスライターの説得で、なんとか発行できることになったというエピソードを紹介した。

しかし今回、同ライターが取材のためミネアポリスから成田に到着した際、日本に降り立ったのはわずか30人のみで、13日に出かけた上野界隈でも、「見かけた外国人はたった4人」だったという。同ガイドブックでは、数年前まで渋谷区にある東京電力のPR施設「電力館」(5月31日閉館)を紹介していたとも伝えている。

The Wall Street Newsでは、現在Frommer’sを出版する米ワイリー社に事実確認の問い合わせをしているが、16日時点ではまだ回答を得られていない。

記事ではまた、原発事故の影響で放射能汚染を心配する外国人は、多くが「日本全体が汚染されている」といった誤解によると指摘。日本の観光当局は、「まだどこまで外国人観光客の減少が、日本経済に与える影響を試算していない」が、徐々に東京や京都、大阪などの都市や、東北地方の観光客呼び戻しを行っていくだろうとしている。

これまで、「芸者、富士山、寿司といったイメージで日本を売り込んできた観光当局は、近年東京の豪華な銀座のショッピングエリアに中国人観光客を呼び込み、2011年には史上初の訪日外客数1000万人突破を目指していた」が、「今では日本政府観光局(JNTO)のホームページ(英語版)は、世界各都市の放射線測定値を表示している(ほとんどの日で、ソウルの数値は東京の2倍)」と伝えている。(※)

(※:同サイトでは16日現在、東京の放射線量は0.058マイクロシーベルト毎時、ニューヨーク0.094マイクロシーベルト毎時(5月31日測定)、シンガポール0.08マイクロシーベル毎時ト、北京0.067マイクロシーベルト毎時、ソウル0.107マイクロシーベルト毎時という数字を掲載している。)

同紙は、日本の観光業界は今のところ、「(5月に来日公演を行った)カナダ人アイドル歌手のジャスティン・ビーバーさんら有名人や、(福島を訪れて現地産の野菜を食べて見せた)中韓首脳などの政治家、上述したガイドブック執筆者」という、海外からの影響力に頼るしかないとしている。

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