「米国人の22%、モルモン教徒には投票しない」 ギャラップ調査

【ニューヨーク=福山万里子】 「大統領候補がモルモン教徒だったら投票しますか?」、という質問に、22%のアメリカ人が「投票しない」と答えたことが20日、米ギャラップ社の世論調査でわかった。「投票する」と答えたのは76%。「黒人だったら投票しますか?」という質問には、94%が「投票する」(「投票しない」は5%)と答えており、アメリカでは今なお人種偏見よりモルモン教徒に対する偏見が根強いことが分かった。

モルモン教は、末日聖徒イエス・キリスト教会の俗称で、タバコ・酒・コーヒーなどの刺激物禁止など、厳しい戒律で知られる。名前に「キリスト教」とはあるものの、カトリックやプロテスタントなどの本来のキリスト教とは異なる宗教。米ユタ州で約180年前に始められた当初から異端扱いされており、ギャラップ社が同様の質問を始めた1967年と比べても、偏見はほとんど変わっていない(「投票する」75%、「投票しない」17% -1967年調べ)。

2012年の大統領選には、共和党から出馬しているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)と、ジョン・ハンツマン・ジュニア前米駐中国大使(51)の2人がモルモン教徒。ハンツマン候補は、モルモン教発祥地ユタ州の知事も務めた(2005~2009年)。

今回、共和党候補の印象が強いからか、共和党支持者の間では、80%が「投票する」(「投票しない」は18%)と答えたのに対し、民主党支持者は71%しか「投票する」とは答えていない(「投票しない」は27%)。

その他の偏見に関する質問では、「女性に投票する」と答えた人は93%(「投票しない」は6%)、「カトリック信者に投票する」は92%(「投票しない」は7%)、「バプテスト信者に投票する」は92%(「投票しない」は7%)、「ユダヤ人に投票する」は89%(「投票しない」は9%)、「ヒスパニックに投票する」は89%(「投票しない」は10%)だった。

また、モルモン教徒よりも偏見が強かったのは、「ゲイ、もしくはレズビアンに投票する」人は67%(「投票しない」は32%)、「無神論者に投票する」人は、「投票しない」と同じ49%ずつとなった。今回の大統領選では、ゲイを公認するフレッド・カーガー候補(共和党・61)が出馬しているが、支持集めに苦労している。

同調査は、6月9~12日にかけて全米50州の18歳以上の成人を対象に、1020人に電話で質問したもの。

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「米国人の22%、モルモン教徒には投票しない」 ギャラップ調査 への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 米共和党ハンツマン候補、支援者たちの意外な顔ぶれ | The Wall Street News

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