忌野清志郎など日本の反原発ソングを紹介 米NYT紙

【ニューヨーク=福山万里子】 米ニューヨークタイムズ紙は先月30日、毎週木曜日のアート・音楽欄で、「日本のプロテストソングに新しい動き」という記事を掲載した。冒頭から故忌野清志郎さんの反原発ソングに触れ、「2009年に亡くなったが、再び日本で物議を醸している」と紹介している。

RCサクセション時代、チェルノブイリ原発事故後に発表したアルバム『COVERS』(1988)の収録曲、エディ・コクランのカバー曲「サマータイム・ブルース」の歌詞が露骨な原発批判という理由で、当時のレコード会社東芝EMIから発売禁止になったというエピソードを披露。「親会社の東芝が原発を作っている」、と説明している。

「当時と変わらず、今もこの曲は主流メディアではないところで流されている」

福島第一原発事故後、他の反原発ソングとあわせて、「一般のラジオやテレビではかからないが、YouTubeなどのインターネット上で人気を博している」、というのが同紙の説明だ。

人気シンガー斉藤和義さんが今年4月、自身のヒット曲「ずっと好きだった」の替え歌「ずっとウソだった」をYouTubeに投稿した一件が、「その後一連の反原発ソングがネット上で視聴されるきっかけとなった」とも説明。

東京・高円寺の反原発デモにも参加したレゲエミュージシャン、ランキンタクシーさんの楽曲「誰にも見えない、匂いもない」の動画映像は、記事冒頭の写真として掲載されている。歌詞を英語に訳した字幕付きのYouTubeビデオがあることも紹介し、本人にも直接インタビューしている。

その他、女性ラッパーのCOMA-CHIさんの楽曲「Say “NO!”」、ギタリスト・作曲家の大友良英さん、詩人の和合亮一さんらによる「プロジェクトFUKUSHIMA!」という音楽フェスティバルなどの試みにも触れている。

こうした反原発ソングが主流メディアで流されない理由については、「企業からの圧力」のほかに、「日本人は文化的にメッセージ色の濃い曲を好まないのでは」(前述のランキンタクシーさん)、という意見も披露している。

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