スピッツァー元NY州知事、CNN番組降板へ

NY州司法長官時代のエリオット・スピッツァー氏(2004年6月) (Image: Wikimedia Commons)

【ニューヨーク=福山万里子】 2008年に売春スキャンダルでニューヨーク州知事を辞任し、昨年10月からCNNのニュース番組でアンカーを務めていたエリオット・スピッツァー氏(52)が、番組を降板することになった。CNN広報が6日、発表した。理由は視聴率低迷とされるが、明らかにされていない。秋からの新番組スケジュールもあわせて発表された。

スピッツァー元知事が担当していた夜8時台(米国東部時間)の番組は、元々保守派ジャーナリスト、キャサリーン・パーカーさん(50)との共同司会で始められた。今年2月にパーカーさんが降板し、この半年はスピッツァー氏1人で番組を仕切っていた。

今回の降板は、昨年9月に米国ニュース部門のトップに就任したケン・ジャウツ氏による、報道体制と低視聴率へのてこ入れの一環。ジャウツ氏は、CNN傘下のHLN(ヘッドラインニュース)に芸能ゴシップ系の番組を投入するなどして、視聴率稼ぎに貢献した。

CNNではこの秋から、今年5月にCNBCを辞めたエリン・バーネットさん(35)の番組(番組名は未定)を夜7時(再放送は11時)から放送する。現在7時に放送されているCNNの看板番組「アンダーソン・クーパー360°(AC360)」(再放送は10時)は、8月から1時間ずらした8時開始となる。夜9時からのインタビュー番組「ピアーズ・モーガン・トゥナイト」は、そのまま(いずれも米国東部時間)。

スピッツァー元州知事は、ニューヨーク州司法長官時代にウォール街の不正問題を厳しく追及。正義感の強い期待の若手として、鳴り物入りで州知事に就任しただけに、高級売春婦との生々しいスキャンダルで名声も地に堕ちた感があった。CNNへの番組出演は、前述のジャウツ氏前任者による話題作りの苦肉の策だったが、あまり効果はなかったようだ。

スピッツァー氏より先に、視聴率低迷を理由に降板させられていたキャサリーン・パーカーさんが長年コラムを書いているワシントン・ポスト紙では、「視聴率低迷の責任はいつも女性に押し付けられる」が、「CNNはこれで本来のジャーナリストたちを冠した番組編成に戻る」と、溜飲を下げている。

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