ロン・ポール候補、下院議員生活に終止符宣言

【ニューヨーク=福山万里子】 米テキサス州選出の共和党ロン・ポール下院議員(75)は12日、SNSフェイスブックで「2012年の下院再選には出馬しない」と表明した。同年の「大統領選に集中するため」という。同日、同州ヒューストン郊外の地元紙ウェブサイトThe Factsが、独占インタビュー記事を掲載した。ポール候補は、計24年近くに及ぶ下院議員生活に終止符を打つことになる。

自身のフェイスブックページでコメントしたロン・ポール候補。(7月12日)

「ビッグ・ニュース!私は2012年の下院議員選挙において、再選を目指さないことにしました。大統領選に全力で集中するためです。地元の新聞The Factsで、間もなく独占スクープが報道されます」

自身のフェイスブックページでこう宣言したポール候補には、4時間以内に約900人がコメントを寄せた。「勇気ある決断」、「大統領選を応援しています」と、肯定的な意見がある一方で、「他の議員に議席を譲るのは惜しい」、「残念です」との声もある。地元紙The Factsのオンラインアンケートでも、「ポール候補の小さい政府を唱えるリバタリアン議席を失うのは惜しい」と答える人が、7割以上を占めている。

1968年からテキサス州で産婦人科の開業医を務めていたポール候補は、1976年に連邦下院議員に当選。翌年一度落選するが、1978年に再当選し、1984年に上院議席を目指すまで(落選)、4期を務めた。1996年からは現在までは順調に再選を繰り返してきた。米連邦下院議員の任期は2年。

今回、共和党の指名候補争いの結果を待たずに議員引退宣言を出したのは、「議席を狙う人たちへの配慮」だという。

大統領選出馬は、1988年、2008年に続いて3度目。2008年の大統領選では、一貫して「小さな政府」を目指す頑なな姿勢で20~40代の熱狂的な支持を伸ばした。共和党候補の中では、インターネットによる最も多くの個人献金を集め、一部軍関係者からの支持も大きい。

「今回は、2008年の2倍以上の時間を、(共和党指名候補争いの山場となる)ニューハンプシャー州やアイオワ州で過ごし、手ごたえを強く感じている」というポール候補だが、今のところ各種世論調査によると、共和党内での人気は上位から6~7番目。個人の所得税や国民皆保険に反対で、ティーパーティー運動支持者からの支持も多いものの、果たしてどこまで善戦できるか。

3度目の正直狙う? ロン・ポール議員出馬表明 (2011/5/18)
2012年米大統領選 いまだに有力共和党候補出てこず (2011/5/11)

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