ツイッターで株価を予想するヘッジファンド 米大準教授が考案

1週間で約1億個のツイートを分析し、株価の動向を予測するというヘッジファンドが英ロンドンで設立された。昨年10月、米インディアナ大学のヨハン・ボーレン準教授率いるチームが発表した、「ニューヨーク株式市場とツイッター上でつぶやかれる人々の感情の移り変わりの関係性」を参考にしており、「欧州初のソーシャルメディアによるデータ分析」がうたい文句だ。

ボーレン準教授の論文はこちら(英文・PDF書類)

ファンド自体はケイマン諸島に本籍を置き、ロンドンのDerwent Capital Marketsで運用される。今月1日、ボーレン準教授が起業したスタートアップ会社Guidewave Consultingと有料契約を結び、本格始動した。Guidewave Consultingでは、ツイートを分析する株取引専門シグナルとコンサルティング業務を提供している。

ツイッターで株の動きを占うとは、いったいどういう仕組みなのか?

ボーレン準教授によると、ツイッターのつぶやきに集約される「世の中のムード」は、「calm(穏やか)、alert(警戒)、vital(力強い)、sure(確信)、kind(優しい)、happy(幸せ)」の6つにわけられる。2008年2月から12月にかけて、1日のうちに集まったツイートをこの6つの要素に置き換え、当時のNYダウ平均株価の推移とすり合わせることで、ある一定の法則を見出したという。

その法則をもとに予測を立てたところ、なんと当る確率は87.6%、なのだとか。

特に、「calm(穏やか)」が顕著な日は、ほぼ予想通りの結果が出るという。

残念ながら、現在分析に使われているツイートは、ほとんどが英語という。しかし、「日本の震災が世界のツイートに与えた影響については、すでに分析中」というボーレン準教授は、「今後日本語のツイートについても是非分析していきたい」と、意欲を見せている。

インディアナ大でツイッターの分析を始める前は、原爆の開発で有名なロスアラモス国立研究所(ニューメキシコ州)で、デジタルアーカイヴやブラックボックスの研究開発を行っていたボーレン準教授はベルギー出身。今回は、研究者・教授陣と産業間の連携を推進するインディアナ大の全面的な後押しもあり、ヘッジファンドとの異例の組み合わせが実現したという。

(福山万里子)

広告
カテゴリー: ニュース from US, ベンチャー・キャピトル, IT ビジネス タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中