ジンガ上場を我が手に! 敏腕バンカーの「戦略」とは?

Image: Zynga

今月初め、米証券取引所委員会(SEC)にIPOを申請したソーシャル・ゲームのジンガ(Zynga)社。時価総額200億ドル、10億ドルの資金調達を目指すというこのホット・ディールの主幹事になろうと、米国の投資銀行の間では熾烈な争奪線が繰り広げられた。中でも、モルガン・スタンレー社とゴールドマン・サックス社の2社が大本命と見られていたが、最終的にディールはモルガン・スタンレー社の手に渡った。一体、何が決め手となったのか?

経済ニュース・サイトBloomberg によると、モルガン・スタンレー社に勝利をもたらしたのは、同社のマイケル・グライムス氏率いるテクノロジー企業投資チーム。グライムス氏らは、リンクトイン、パンドラ、グルーポン等、数々のテクノロジー企業のIPOを獲得し、ライバルのゴールドマン・サックス社に一歩も二歩も差をつけている。

グライムス氏は、自らがまず「ヘビー・ユーザ」となる事で、対象となるテクノロジー企業の可能性を探るという。リンクトインにもアカウントを持ち、ネットワークの構築に励む。ネット上で費やす時間は、膨大だ。

ジンガに関しては、グライムス氏は同社のヒット・ゲーム「シティービル」の、熟練プレイヤーだという。Bloombergのインタビューに対し氏の元部下が、「マイケル(グライムス)は、試しにゲームをプレイして見るだけではない。相当やり込んで、シティービルではかなり高レベルに達している」と証言している。グライムス氏は、ジンガ社CEOのマーク・ピンカス氏ともシティービル上で「友達」同士だそうだ。

実生活では、スタート・アップ企業の多いサンフランシスコと、ベンチャー・キャピタルの多いメノロ・パークに住むグライムス氏。クライアントを、食事や飲み会に誘う事もしばしばあるという。現在は次なるターゲット、フェースブックのIPOをものにするため準備中だと、もっぱらの噂だ。

結局、バーチャル世界、実世界に関わらず、ビジネス・チャンスをものにするには地道に「人間関係」を築き上げる事がカギという事だろうか。「コネ作り」がものを言うのは、今も昔も変わらないようだ。

(志茂真奈美)

ジンガ社が上場申請 経営の全容が明らかに (7/4/2011)

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ジンガ上場を我が手に! 敏腕バンカーの「戦略」とは? への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ジンガ時価総額70億ドル IPOで10億ドルの調達を目指す | The Wall Street News

  2. ピンバック: ジンガ IPO初日に早くも公開価格割れ | The Wall Street News

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