ドーナツのダンキン・グループが上場 「甘い」デビューを飾る

ダンキンドーナツやバスキン・ロビンス(日本ではサーティワン・アイスクリームとして知られる)をフランチャイズ展開しているダンキン・ブランド・グループ(Dunkin’ Brands Group)が27日、米ナスダック市場に株式を新規公開した。

当初、価格は16〜18ドルに予定されていたが、購入希望が何と20倍に達し、最終的に一株19ドルという価格での公開となった。

25ドルの初値で取引が開始された同社株は、順調に値を上げ、午後になって多少下落したものの、市場がが閉じる直前に再び急上昇、最高値29.62ドルを付けた後、終値27.99ドルで初日を終えた。値上がり率は46.6%。順調な滑り出しだ。

同社の主力事業ダンキンドーナツは現在、9805店舗を展開しており、うち3006店舗は米国外にある。運営スタイルはスターバックス・コーヒーの様な直営店形式では無く、全店舗がフランチャイズだ。余談だが、ダンキンドーナツ1店舗をフランチャイズで開店するには、平均約47万4000ドル(=約3700万円)の資金が必要だという。

2010年度のグループの売上げは、前年比10%増の5億7700万ドル(=約450億円)。マサチューセッツ州で創業した事もあり、米国内では東海岸で圧倒的な強さを誇り、北東部ニューイングランド地方では、人口9700人に対して1店舗の割合でダンキンドーナツが存在する。一方、西海岸では190万人に1店舗。このため同社では、北東部以外ではまだまだ事業拡大のチャンスがあると見ている。

日本ではあまり知られていないが、ダンキンドーナツ人気の理由は「コーヒーが美味」である事だ。オリジナル・ブレンドのコーヒー豆も、各店舗、また大手スーパーマーケットでも販売されている。ゆえに、ここ数年続いているコーヒー豆の高騰にどう対応するかが、同社の目下の課題である。

ちなみに日本では、1970年にダンキンドーナツ一号店が開店。セゾングループ、後に吉野家ディー・アンド・シーが全国で展開していたが、業績不信から、1998年にダンキンドーナツ事業から完全に撤退した。現在、日本国内でダンキンドーナツにお目にかかれるのは、米国軍基地内のみである。

(志茂真奈美)

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