シスコシステムズ 予想を上回る第4四半期決算

【ニューヨーク=志茂真奈美】 IT機器開発の大手、シスコシステムズ(Cisco Systems)が5〜7月の第4四半期の決算報告をした。

それによると、同社の売上げは112億ドル(=約8585億円)、一株あたりの利益は40セント(同30.7円)と、期待以上の結果。アナリストによる公式予想は、売上げ109億ドル、一株あたりの利益は38セントだった。シスコの業績がアナリスト予想を上回るのは、実に1年ぶり以上だ。同社では8〜10月期の売上げは、109〜112億ドルになると見込んでいる。公式予想では、110億ドルとされており、同社の予想とほぼ一致している。

シスコといえば先月、大規模なリストラを発表したばかり。同社CEOのジョン・チャンバース氏は「来年、解雇が完了すれば、年に10億ドルの経費が削減できる」と話している。リストラ対象1万1500人の内訳は、世界規模での解雇が6500人(早期退職希望者2100人を含む)、残りの5000人は、シスコのメキシコ工場が、台湾の電子機器受託生産企業フォックスコン(Foxconn)に売却された事にともない、フォックスコンに移される。

同社の経営状況について、チャンバース氏は「シスコの売上げの25%を占める政府関係からの受注は激減したが、ビジネス関係の需要が高まり、相殺することができた」とする一方で、「製品の販売価格は、ヒューレット・パッカード社等、競合他社から受けるプレッシャーもあり、押さえざるを得ない」と述べた。低価格設定による利益率下降を、いかに食い止めるかが同社の当分の課題だ。

このニュースを受けて、シスコの株価は一時的に12%値上がりしたが、その後、ヨーロッパの経済不安、ライバル企業の台頭などの懸念が指摘され下降。10日の最終的な株価上昇率は5%だった。

シスコが大規模リストラ 1万1500人を解雇 (7/19/2011)

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