キャロル・バーツ氏反撃 「ヤフーは私を食い物にした」

キャロル・バーツ氏 (Image: Wikimedia Commons)

【ニューヨーク=志茂真奈美】 会長からの電話一本で解任された、米ヤフー社の前CEO、キャロル・バーツ氏が反撃開始だ。

解任後、個人的なメール以外は沈黙を守って来たバーツ氏が、米誌フォーチュン(Fortune)のインタビューに答えた。まず、解任された事に関する感想を求められると同氏はすかさず、こう答えた。「あの人たちは、私を食い物にしました。」ちなみに「食い物」と表現をする際に、同氏は放送禁止用語とされる「F ワード」を使用。怒りの度合いが計り知れる。

続いて、解雇の状況について説明した。

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今週火曜日、バーツ氏は出張でニューヨークのホテルに滞在していた。ヤフー取締役会長のロイ・ボストックに連絡を入れる予定になっていたので、ほぼ予定時間通りに電話をしたところ、ボストック氏がいきなり、顧問弁護士の用意したと思われる解任状を読み上げ始めた。「ロイ、それは原稿でしょう。自分の言葉で話す度胸はないの?」バーツ氏はこう言い返した。しかし、ボストック氏は最後まで原稿を読みきる。最後にバーツ氏は言った。「わかった。わかりました。あなたは、もっと品のある人だと思っていました。」

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ボストック氏からの電話の後、バーツ氏は解任されるか、辞任するかを決めるのに2時間の猶予を与えられた。同氏は夫と3人の子供達、そして長年のアシスタントに電話をして、相談したという。そして、ヤフー側の弁護士が正式な書類を手渡すために、自分の滞在するホテルに向かった事を知った同氏は、すぐさまホテルから逃げ出し、別のホテルにチェックインした。「私って、バカかしら?」 自らのキャリアの危機は、誰の手も借りずに対処してみせるとしながらも、バーツ氏は自問する。

現在、ヤフーのCEOはティム・モース氏が暫定的に務めているが、次の正式なCEOには誰がふさわしいか、という質問に対してバーツ氏は、「(ヤフーの)取締役会は、私を任命すべき。私は、どう動けばいいのか、いつだって、わかっていました。」

インタビューに当たったフォーチュン誌のパトリシア・セラーズはインタビューに臨むバーツ氏について「冗談を言っているのか、真剣なのかわからない時がある」と感想をもらす。

「ヤフーの職員には、私が彼らを見捨てたと思ってほしくありません。私は彼らを見捨てたりしません。」バーツ氏はインタビューをこう締めくくった。「ヤフーの皆の成功を祈っています。ヤフーは素晴らしい会社ですから。」

米ヤフー社のキャロル・バーツCEOが、電話一本でクビに (2011年 9月6日)

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キャロル・バーツ氏反撃 「ヤフーは私を食い物にした」 への3件のフィードバック

  1. ピンバック: バーツ氏、ヤフーと完全に縁が切れる 取締役会も辞任 | The Wall Street News

  2. ピンバック: ヤフー共同創業者ジェリー・ヤン氏、取締役会を辞任 | The Wall Street News

  3. ピンバック: ボストック氏ら米ヤフーの役員4人が一度に退任へ | The Wall Street News

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