アマゾン、次なるステップは Palm 買収か?

【ニューヨーク=志茂真奈美】 Kindle Fire の発売で、タブレットPC市場に本格参入を決めたアマゾンが、次なる動きとしてパーム(Palm) の買収を目指しているようだ。ベンチャー企業情報サイト、VentureBeat が報じた。

90年代にヒットした PalmPilot (Image: WIkimedia Commons)

パームは1992年にジェフ・ホーキンス氏らによって設立された、PDA(携帯情報端末)やスマートフォンの製造販売会社。独自のシステム、PalmOSを搭載したPDA 、パーム・パイロット(後にパームと改称)は、90年代の大ヒット商品となった。昨年、HP(ヒューレット・パッカード)に12億ドルで買収され、現在はHPの完全子会社となっている。

製造中止決定のHPのタブレットPC「タッチパッド」は、PalmOS を搭載している。HP社では、タッチパッドが完全な失敗に終わったため、ウェブOS事業から完全撤退する事を表明しており、Palm 部門をできるだけ早く切り離したいものと思われる。

一方、アマゾンの新タブレット Kindle Fire は、アマゾン独自のブラウザ「Silk(シルク)」を搭載しているものの、基本的なOS は、Googleの Androidである。しかしアマゾンでは Android色をできるだけ払拭したいようで、実際、Kindle Fire に使用されている Android も相当カスタマイズされており、末端のユーザには一見して Android とはわからない仕様になっている。

Palm 取得が実現すれば、アマゾンはOSの独自デザインを自由に進める事ができる、という訳だ。

ウェブOS部門を切り離したいHPと、取り込みたいアマゾン。双方の思惑は一致しているだけに、アマゾンのPalm 買収が実現する可能性は高いと見られている。

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