Kindle Fire 実は赤字製品 アマゾンの真の狙いは?

【ニューヨーク=志茂真奈美】 販売価格199ドルのKindle Fire の製造コストは、何と210ドル。アマゾンはKindle Fire を一台売るごとに、約10ドルの赤字を計上することになると、ロイターがIT市場調査会社、IHS iSuppli のリポートをもとに報じた。

アマゾンは、初めから赤字になるとわかっている商品をなぜ発売するのだろうか?

Kindle Fire の本当の狙いは商品販売経路の裾野拡大 (Image: Amazon)

基本のアマゾン・ドット・コムに戻って考えると、答えは簡単だ。アマゾンは元々、電子機器メーカーではなく、書籍や音楽の販売が中心の企業だ。そして、一連のKindle シリーズは、商品を販売する経路、いわば「店」のようなものなのだ。

そして、Kindle Fire も例外ではない。アマゾンでは、販売店にあたるKindle にタブレットPC機能という付加価値を添える事で、販売経路の急速な裾野拡大を狙っているのだ。赤字は、そのための投資と割り切っているのだろう。順当に利益を上げている大企業でなければできない技といえる。

ところで、499ドル〜の「高級タブレット」iPad は、一台あたり、販売価格の約30%の利益だという。しかし、アマゾンとは異なり、電子家電や、それに付随するソフトウェアの製造、販売がアップルの主事業である事を考えれば納得がいく。

今年中に500万台の販売が予測され、iPad と人気を二分する勢いの Kindle Fire。しかし、アップルとアマゾンの市場へのアプローチは、大きく異なるようだ。

Kindle Fire 199ドル! その全貌が明らかに (2011年 9月28日)

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Kindle Fire 実は赤字製品 アマゾンの真の狙いは? への1件のフィードバック

  1. ピンバック: アマゾン決算報告 Kindle Fireで「来期は赤字覚悟」 | The Wall Street News

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