スティーブ・ジョブス氏 「死は人生の重要なツール」

【ニューヨーク=志茂真奈美】 5日に死去した、アップルの創業者スティーブ・ジョブス氏。同氏は、2004年に膵臓がんを発病し闘病を続けていた。

ジョブス氏は、発病、手術の翌年である2005年、スタンフォード大学での卒業式に出席した際、自らの「死のとらえ方」を語っていた。以下がそのスピーチの内容である。

スティーブ・ジョブス氏 (Image: WikimediaCommons)

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Remembering that I I’ll be dead soon is the most important tool I’ve ever encountered to help me make the big choices in life. Because almost everything – all external expectations, all pride, all fear of embarrassment or failure – these things just fall away in the face of death, leaving only what is truly important. Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart.”
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(和訳)
「私はもうすぐ死ぬ」と思い知る事は、私の生涯で最も重要なツールとなり、私が人生で大きな決断を下す際の助けとなってくれている。何故なら死に直面すると、外部への期待、プライド、恥や失敗に対する恐怖といったほとんど全ての事が、消え落ちてしまうからだ。(いずれ)死んでゆくという事を心にとめおく事は、何かを失うかも知れないと考える思考の罠を回避するための、私の知りうる最良の策だ。君はもう真っ裸なのだ。ただ君の心の導くままに進めばいい。
(和訳ここまで)

ジョブス氏は、自らの死をも「良き決断を下すための、最良の機会」と前向きにとらえていた事が読み取れる。全ての出来事を、ポジティブに受け止める。これこそが、スティーブ・ジョブス氏の天与の才だったのだろう。

同氏は、スタンフォード大学でのスピーチをこう締めくくっている。

Stay hungry. Stay Foolish.
(空腹であれ。愚かであれ。)

スティーブ・ジョブス氏 スタンフォード大学でのスピーチ
(Video: Stanford University)

スティーブ・ジョブス氏 死去 (2011年10月5日)

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スティーブ・ジョブス氏 「死は人生の重要なツール」 への4件のフィードバック

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  2. ピンバック: カリフォルニア州、明日16日を「スティーブ・ジョブスの日」に | The Wall Street News

  3. ピンバック: スティーブ・ジョブス氏の報酬は、年間たったの1ドルだった | The Wall Street News

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