アマゾン決算報告 Kindle Fireで「来期は赤字覚悟」

もうけにならない(?)Kindle の人気は、吉と出るか、凶とでるか。 (Image: Amazon)

【ニューヨーク=志茂真奈美】 アマゾンは25日、7〜9月の第3四半期の決算報告をした。

報告によると、この期間のアマゾンの売上げは108億8800万ドル(=約 8272億円) 。前年同期に比較して44%増加したが、ウォール街予想の109億3000万ドルをわずかに下回った。営業利益は7900万ドル(同60億円)と、こちらも目標を下回った。

特筆すべきなのは、来期、第4四半期の利益の予想だ。アマゾンではマイナス2億からプラス2億5000万ドル(同マイナス152億〜プラス190億円)との予測を発表したが、これはウォール街予想の6億6900万ドル(同509億円)を大きく裏切るもの。しかも、大幅な赤字も想定の範囲としている。

この事実から推測できるのは、アマゾンは Kindle Fire 等、一連の新Kindleシリーズの売上げから、全く利益を期待していないという事だ。実際、Kindle Fire の生産コストは、199 ドルの定価以上と言われており、売れれば売れる程、損が出てしまうようなのだ。

しかしながら、Kindle の普及率が上がれば、その後、アマゾンからダウンロード購入される書籍の売上げが伸びる可能性は高い。アマゾンの狙いは、そこにあるのかも知れない。

アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏はKindleに関して、「製品発表から3週間の間に予約注文されたKindle の数は、前回の新製品発売時と比較して2倍にも上る。Kindle Fire の予約状況から判断した結果、規模を拡大し、当初の計画より数百万台、生産規模を拡大しているところだ」と、自信をのぞかせる発言をしている。

Kindle Fire で、強気の勝負に打って出たアマゾン。この決断は吉と出るか、凶と出るか。

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