YouTube、オリジナルチャンネルで既存テレビに対抗へ

Image: YouTube

【ニューヨーク=福山万里子】 大手動画サイトのYouTubeが、テレビ界の歴史を変えるかもしれない。そんなビッグニュースが28日、YouTube公式ブログで発表された。

同ブログによるとYouTubeは、マドンナなどのセレブや有名スポーツ選手、新興のテレビ制作会社、報道・雑誌メディアらと提携し、独自コンテンツのチャンネル編成を提供する。早ければ来月早々スタートするチャンネルもあるが、スタートの大半は2012年。インターネットにさえ繋がっていれば、世界中どこからでも視聴可能という。

YouTubeの親会社グーグルは、今回こうした独自チャンネル作りのために、総額1億ドル(約77億円)を投入してきたと言われる。最終的な売上は、各チャンネル上の広告収入から得る予定で、視聴者には一切料金はかからない。広告収入は、制作者側とYouTubeの折半となる予定。

グーグルの狙いは、新時代のテレビ放送事業の先駆者になることだ。テレビ放送の初期が地上波ネットワーク、次世代がケーブルテレビだった米国では、第三世代への突入と受け止められている。

ニューヨークタイムス紙によると、グーグルTVの製品管理部門副社長マリオ・クイエロズ氏は、「チャンネル数が3つ(=地上波)や、300(=ケーブルテレビ)ではなく、インターネット上で数百万という無制限のコンテンツを提供するのが目標」と語っている。ただし、ケーブルテレビが登場しても地上局がなくならなかったように、今後は3者が共存していくと見ているそうだ。

先月末、テレビ朝日やTBSといった在京キー局ともパートナー契約を結んだYouTube。もはや、「インターネット動画共有サービス」という枠ではくくれないだろう。

この日発表された96チャンネルのうち、主なラインナップは以下の通り。

  • DanceOn -マドンナ監修のダンス専門チャンネル
  • FAWN -YouTubeで女性の圧倒的ファンを持つミシェル・ファンのメイク(化粧)指導
  • RIDE Channel -プロのスケートボーダー、トニー・ホーク監修
  • Lionsgate Fitness Channel -映画製作・配給で有名なライオンズゲートのフィットネス部門。日本でもヒットした「ビリーズブートキャンプ」などのビデオや人気番組を制作している
  • TEDEducation -様々な講演で有名なTEDのチャンネル
  • The Wall Street Journal -言わずと知れた米紙ウォールストリートジャーナル
  • Reuters.com -今やトムソン・ロイター、元ロイター通信のチャンネル
  • WWE Fan Nation -日本でも人気確実のプロレス専門チャンネル
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