マイクロソフト 低所得者向けに$250パソコンを計画

【ニューヨーク=志茂真奈美】 米マイクロソフト社が、低所得者層に向けた価格250ドル(=約1万9500円)のPCを開発、販売する予定である事がわかった。

250ドルPCの詳細はまだ不明(Image: sixninepixels)

米経済ニュースサイト、ビジネスインサイダーによると、この低価格PCの開発は、連邦通信委員会(FCC)が10月に立ち上げたばかりの「コネクト・トゥ・コンピート(Connect to Compete =競い合う為に繋がろう)」と呼ばれるプログラムの一環。

米国では国民の3分の1にあたる約1億人が、高速インターネットへのアクセスを持たない。一方、ネット先進国のシンガポールや韓国では高速ネットへのアクセス率は90%にも上る。コネクト・トゥ・コンピートは、こうした事態を改善するための計画だ。低所得と認められた家庭は、月々わずか10ドル(同780円)でブロードバンド・インターネットに接続できる他、修繕済みの中古PCを150ドル(同1万1700円)で購入する事ができるようになる。

ちなみに、低所得と認められるには、その家庭の子供のうち少なくとも一人が、公立学校で無料ランチの提供を受けている事が条件となる。

マイクロソフトでは、コネクト・トゥ・コンピートに新たに参加する意志を表明。来年、プログラムに参加している低所得家庭に向け、中古ではなく新品のPCを、250ドルで販売する計画である旨を明らかにした。これらのPCには、Windows やOffice、その他のマイクロソフトの教育ソフトが付属する予定だ。しかし、コンピュータの仕様や、ソフトウェアのバージョン等、詳細は未定である。

しかし、こうしたプログラムへの参加は、マイクロソフトやインターネットのプロバイダにとって、得になるのだろうか。

FCC委員長のジュリアス・ゲナコウスキー氏はこう話す。「これは、ブロードバンド経済に関わる全ての企業、ひいては経済全般にとって、全く損のないプログラムです。もし、米国におけるブロードバンドへの接続率を100%に上げることができれば、オンライン市場は今の2倍の規模に成長するのですから」。

マイクロソフトにしても、低コストPC生産に向けての試験的ケースととらえれば、確かに悪い話ではないのかも知れない。

意外にも、PCやブロードバンドの普及率で遅れをとっている米国。マイクロソフトの超低価格PCは、救世主と成りうるだろうか。

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