ニューヨーク市 ホームレス対策費10億ドルでも最悪の状況

【ニューヨーク=志茂真奈美】 ニューヨーク市のブルームバーグ市長は、市内のホームレス対策に史上最高の年間10億ドル(=約780億円)もの費用を投入しているが、ホームレスは減るどころか増加の一途をたどっている。そんな中、対策の内容そのものが、そもそも間違っているのだという批判の声が上がっている。

シェルターにも入れない路上生活者も急増中(写真はイメージです)(Image: Maggie Smith)

米経済ニュースサイト、ビジネスインサイダーが、ホームレス擁護団体、コーリション・フォー・ザ・ホームレス(Coalition for the Homeless =ホームレスのための連合)の資料に基づいて報じたところによると、現在ニューヨーク市内のシェルターで寝泊まりしているホームレスの数は半年前より10%増加の約4万1千人。うち、1万7千人は子供だ。この数字は、統計をとり始めて以来、最悪の数字だという。

ブルームバーグ市長は、独り身の大人のシェルター利用を制限したり、シェルターに非難している家族を住宅に移すためのサポート・プログラムを打ち切る等、擁護団体の言葉を借りるなら「方向を誤った対策」を実施してきた。厳しい対応をする事で、安易にホームレス状態を続ける人の数を減らそうという狙いのようだが、施策後シェルターに留まる家族の数は5%増加。一ヶ月に約1200家族が、新たにシェルターに入所してきているというありさまだ。ホームレス家族は、ブルームバーグ氏が市長に就任して以来、何と45%も増加している。

コーリション・フォー・ザ・ホームレスでは「実験的なホームレス対策は失敗だった」と断言する。

ニューヨークでは、現在、街中のホームレスの数が目に見えて増えている。4万1千人という数は、あくまでシェルターに収容されている人数であり、路上生活者は含まれない。

広告
カテゴリー: ニュース from US タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中