アメリカン・ドリームの終焉? 中国からの移民が減少

【ニューヨーク=志茂真奈美】 移民大国アメリカ。アジア方面からの移民は中国人が最も多く、約1600万人の中国系移民、3500万人を超える中国系米人が米国で暮らしている。

移住の理由は政治的なものもあるだろうが、ほとんどは「経済的」な事情だ。自由の国アメリカに、経済的成功を夢見て移り住む中国人は、過去数十年後を絶たなかった。しかし、ここに来て、この流れに変化が見え始めたている。

サンフランシスコのチャイナタウン (Image: WikimediaCommons)

経済ニュースサイトビジネスインサイダーが、米誌 The Atlantic の報道として伝えたところによると、2006年以降、中国(香港を含む)からの移民が減少しているという。

理由は単純だ。彼らにとってアメリカはもはや「夢をかなえてくれる国」ではなくなったのだ。

サンフランシスコのチャイナタウンの住人はこう話す。「中国では、生活しやすくなっている。大きい家。いい仕事。中国の方が良い暮らしができる」。

実際、サンフランシスコのチャイナタウンでは、職にあぶれる人々が増加している。結果、中国に舞い戻る住民も続出しているという。

過去5年間の間、中国から米国への移り住む中国人は減り続けている。2006年に年間8万7307人だった移民は、2010年には7万863人に減少。2010年の国税調査では、ニューヨーク市マンハッタンのチャイナタウンで9%の人口低下が見られた。

中国経済が発展した今、中国人がわざわざ米国にまで足をのばす必要は無くなったのだ。加えてアメリカ経済が衰退する今、その傾向が顕著に現れているのだろう。中国人にとって「アメリカン・ドリーム」はもはや死語なのかも知れない。

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