全米で最も「不健康な」州は、10年連続でミシシッピ

【ニューヨーク=志茂真奈美】 ここ数年続いていたアメリカ人の「健康志向」が、今年になって残念ながらトーンダウンしてしまったようだ。米国ユナイテッド・ヘルス・ファンデーション(United Health Foundation) が発表した、2011年度州別健康ランキングとデータによると、米国では、肥満率、喫煙率、そして糖尿病率が、依然として高く、過去3年に渡りわずかながら向上していた健康改善率が、マイナスに逆戻りしてしまったという。

健康第一位のバーモント州でも肥満率23.9%  (Image: Wikimedia Commons)

さらにその中でも、最も「不健康」な州はミシシッピという結果だった。健康保険未加入率は1.5ポイント上昇の19.2%。喫煙率22.9%。成人の肥満率は34.5%にものぼり、3人に1人が肥満という状態である。糖尿率も12.4%と高い。そしてこれらの数字のほとんどが悪化の一途をたどっており、事態は深刻だ。ちなみにミシシッピ州は2002年以来、10年連続のワースト1位。1990年に調査が始まってから、ミシシッピが獲得した最高位は、48位(全米50州)である。

この調査の興味深い点は、「健康」を推し量るのに「子供の貧困率」をカウントしている事である。確かに、成長期の子供達にとって、貧困は食生活や生活習慣に大きな影響を及ぼすので、大いに納得がいく。ミシシッピ州の18歳未満の子供の貧困率は33.7%。10年前と比較しておよそ2倍に跳ね上がっている。

一方、この調査で最も健康な州に選ばれたのはバーモント州。3年連続で一位に輝いた。しかしながら、バーモント州も成人肥満率は23.9%、子供の貧困率は13.5%。決して素晴らしい数字とはいえない状況だ。

アメリカ国内順位はともかく、米国民は全般的に「不健康」であるという印象は否めない。貧困率が健康を大きく左右するとなると、経済が失速する今、米国民の健康状態が益々低下していく可能性は高いのではないだろうか。

全米健康ランキングのトップ3とワースト3は以下のとおり

<トップ3>                 <ワースト3>
1. バーモント州               1. ミシシッピ州
2. ニューハンプシャー州           2. ルイジアナ州
3. コネチカット州              3. オクラホマ州

米国の貧困率がさらに悪化 90年代前半のレベルに (2011年9月13日)

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